【Martin Margiela】

“Martin Margiela”
1957年、ベルフィーのリンボルグ生まれ。アントワープ王立芸術アカデミーでデッサンを学び、79年にファッション科を卒業後、ミラノで活動。84年にパリで初めて見たジャン=ポール・ゴルチェのショーに感銘を受けアシスタント入り。88年に「メゾン・マルタン・マルジェラ」社を設立し、翌年の89年に春夏パリコレにてデビューする。
ベルギー出身のアントワープ派デザイナーの中でも別格の存在として認められているマルタン・マルジェラは、高級志向へのアンチテーゼとして「ポペリズム」(またはシャビールック)と呼ばれるファッションを打ち出し90年代のトレンドの先例を作るなどデザインの根底を覆す革新的な動きを起こし、モード界に新風を巻き起こしたデザイナーとして知られています。

Martin Margiela 22 / “German Trainer Hi”

ドイツ軍で採用されているトレーニングシューズをベースとした、もはや説明不要とも言えるMartin Margiela(マルタンマルジェラ)のシューズコレクションを代表する一足にして名作“German Trainer Hi”。

ミリタリーアイテムならではの高い機能性、元々軍用でありながらも機能美溢れる洗練されたデザインに、今やあらゆる有名ブランドやビッグメゾンにもサンプリングされており、その中でも先駆けてデザインソースとして採用したのがMartin Margiela(マルタンマルジェラ)であるこちら。

肉厚な形状で過酷なトレーニングにも耐え得るほどに頑丈でありながら、重量感が少なく快適な歩行をもたらしてくれるクッションの効いたソールなど、靴医学に古い歴史と先端を行くドイツで開発された流石の機能性。

グレーカラーのスウェードとスムースレザの各部で切り替わる、2トーンのような同系色で異素材といったコンビ仕様。

細かなパーツの精密な縫製によるブーツにも近い構造と細身のフォルムが、洗練されたモードの高級感ある印象もありながら、ミリタリーアイテムがモチーフとされているだけに感じられる無骨さが引き算となった絶妙なバランスに落とし込まれております。

極めてシンプルに仕上げられているからこそ、用いられている上質な素材の良さや丁寧な造りが引き立つほか、様々な着こなしにも難無く合わせることも可能であるなど、実用的なファッションアイテムとして非常に完成度の高いこちら、一足は持っておいて頂きたい名作です。

**SIZE**
表記　43(27.0cm〜27.5㎝)
アウトソール:全長約30.0cm
最大幅:約10.0㎝

**MATERIAL**
Leather × Suede

**COLOR**
Gray

**生産国**
Made in Italy

※BOX、収納袋が付属致します。